現代、当たり前のようにみなさんが使っている「スマートフォン」。
ついこの間までパカパカ携帯(ガラケー)が一般的だったのに気づいたらスマートフォン化が進み、今ではガラケーは生産を終了し時代が終わろうとしています。
そんな成長スピードが早い携帯電話がまた新たな時代に乗り移ろうとしています。
今使われている通信電波は「4G」ですが、「5G」の通信企画が開始されます。
この記事では
・5Gってなに?
・5Gになるとどう変わるの?
と言う疑問についてわかりやすく解説していきます。
- 5Gの通信を利用できるモバイル会社
- 「ギガ不足」「通信が遅い」状態がなくなる
- 動画系に大きな影響がでる
- VR・AR業界も成長していく
- 医療関係の成長に繋がる
- 遠隔運転技術の発展
- AI技術の発展
- 5G まとめ
5Gの通信を利用できるモバイル会社
5G通信が始まると言っても、全てのユーザーが使えるわけではありません。
5Gの電波は各モバイル会社に利用率の割り当てが行われ、割り当てを受けていない会社は使うことが出来ません。
5G通信の権利を獲得したモバイル会社は以下の通りです。
・NTTドコモ
・KDDI(au)
・ソフトバンク
・楽天モバイル
今まで携帯電話を使うにあたって利用してきた3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)に加え、唯一格安スマホの『楽天モバイル』も滑り込んでいます。
基地局を所持する3大キャリアは割り当てに入るのは当たり前で納得ですが、格安スマホの楽天モバイルにも5G通信の権利が割り当てられるのは予想外でした。
諸説によると「将来性のある通信会社」で選ばれているという話も聞きました。
楽天モバイルがこれからどんなサービスを仕掛けるか、どう成長していくか楽しみです。
次の項目から5Gになるとどんな風に変わるか話していきます。
「ギガ不足」「通信が遅い」状態がなくなる
5G通信の最大の武器は『通信スピード』です。
今言われていることは、4Gから5Gになった時の通信スピードは
100倍になる!
と言われています。
まだ実際に使われていないので正確な通信スピードはわかりませんが、確実に通信スピードは早くなります。
例えば
映画をスマホやタブレットにダウンロードする際、ダウンロード時間は数分・長いと数十分もかかる場合があります。
しかし、5Gだと映画のダウンロードは数秒で完了します。
ですが、映画のような容量(ギガバイト)が多いデータをダウンロードすると、すぐに通信制限に到達し使い物にならなくなってしまいます。
そこで考えられるのが『通信(ギガ)制限の大幅緩和』です。
現在ではまだ5Gの料金プランは未定でわかりませんが、おそらく通信速度アップに伴い月々の料金プランは上がってしまうのではないでしょうか?
でも楽天モバイルなど格安スマホの売りである「低価格プラン」の兼ね合いもあるので、デフォルトで100ギガ・200ギガは最初から無料で利用できる仕様で提供されるように思います。
動画系に大きな影響がでる
通信速度が大きく進化する5Gでは「動画」関係に大きく影響が出ます。
・高速化
・高画質化
・リアルタイム化
の成長が一気に伸びていきます。
SNSなどで現在も動画投稿は多くの方が利用していますが、5G化によりテキスト投稿より動画投稿のシェアが普及していきそうです。
特にYouTubeのような長時間の動画アップも数秒で完了できるので、成長率はとても大きくなるでしょう。
SNSではリアルタイム配信(ライブ配信)機能がありますが4G(現在)では数秒の遅延が起こっています。
その遅延も5Gではなくなり、本当のリアルタイムで配信が行えるようになります。
VR・AR業界も成長していく
5GはVRなどにも大きな影響を与えます。
身近なものでいうと、スマホアプリ「ポケモンGO」などがよく知られていますね。
カメラ機能を使って実際の風景にバーチャル的なシステムを融合するサービスです。
VRやARは近未来的なシステムですがまだまだ発展途上で、データがとても重いです。
データが重いということは、遅延が発生したり、スマホアプリなどのモバイル系だとバッテリーの消費がとても早いです。
5Gで通信速度が上がればこれらの問題が解消され、よりリアルな壮大なシステムを開発・提供することが出来ます。
医療関係の成長に繋がる
これまでにも遠隔操作で離れている場所から画面を見ながら手術を行うという手法はされていました。
しかし通信を使う方法なので多少の遅延は必ずありました。
5G通信では遅延は限りなく0になりますので、遠隔医療の精度さや成功率・行える手術項目の増加などが期待でき、医療関係の成長にとても貢献できるようになります。
遠隔運転技術の発展
車の進化スピードは早く、最近のニュースでも「無人化」で車を運転する製品が開発されています。
しかし大きな規模で精密な技術なので「完全自動化」が実現できるのはもっと先の話になります。
それの繋ぎとして「遠隔運転」の技術が期待されています。
例えば、「飲みに行き、帰りは自宅にいる家族に遠隔運転をしてもらい家まで帰る」や
「離れて住んでいて運転免許を持っていないおばあちゃんを遠隔運転で送迎する」
といったことが可能になるかもしれません。
AI技術の発展
少しずつ私たちの生活に取り入れられているAI(人口知能)。
機械のオペレーターや受付・管理など様々な方面で採用していっています。
5G×AIとなるとどうなるか?
効率化がさらに上がります。
人間が考えるよりはるかに計算が早いAIは人間の仕事を奪っていくと言われていますが、これからもAIの採用は加速していくでしょう。
そしてAIがAIに指示をし操作することで、ロスは限りなく0になっていきます。
必要なのは通信のみなので通信が早くなるということは効率も早くなっていきます。
将来は人間が機械を操るのではなく、機械が人間を操るという時代になっていくでしょう。
5G まとめ
5Gはどういったものなのか?について理解していただけたでしょうか?
5Gは2020年がら提供が開始される予定ですが、本格的に活用され始めるのは2021年くらいだと思われます。
利用してみたいと思う方は、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルのスマホに契約しましょう。
ただキャリアや住んでいる地域によって割り当てられる量は違うみたいなので、田舎で住んでいるという方はもしかすると対象外になるかもしれません。
とはいえ、上記のキャリア以外では5Gを使う権利はないので、5Gを使いたいのなら上記のキャリアを契約しておくことが絶対条件ですね。
個人的には、これからの時代は格安スマホと考えているのでドコモ・au・ソフトバンクは除外になり楽天モバイル一択だと思います。
3大キャリアの料金はぼったくりレベルで高いです。理由はこちらの記事で説明しています。
この記事では「UQモバイル」を利用していますが、来月更新月を迎えるので私も早速楽天モバイルに行こうします。
「格安スマホは怪しい」と考え今でも3大キャリアを使い続けている方は、「なぜ3大キャリアは料金が高いのか」「格安スマホはなぜ安く提供できるのか」についてどういったシステムになっているのかをわかりやすく解説しているのでぜひこの機会に勉強してみてください。
楽天モバイルを勧める理由は「5G」や「安さ」以外にもあります。
楽天は自社が運営しているいろんなサービスを連携することでどんどんお得になるシステムです。
楽天モバイルにするならぜひこちらの記事も参考にし、うまく活用してみてください。
5Gは一般ユーザーにとっていいことづくしですが、企業などにとっては少し厄介かもしれません。
ガラケーからスマホの時代に乗り替わる時・3Gから4Gに切り替わる時、といった時代の境界ではその変化に対応できず消えていったECサイトが多くあります。
例えば、アマゾンは今ではスマホで買い物を行うことは当たり前になりましたが、昔はPCで買い物を行うことが普通でした。
これはアマゾンが3Gから4Gに切り替わる際、ショッピングサイトをスマホでもできるように対策・対応したので現在もユーザーに利用され大きく成長していっているのです。
もしこの時4Gに対応しなかったら現在は消えていたかもしれません。
なので4Gから5Gに切り替わることがわかっている今、企業側は5Gの対策準備を行わないと時代の流れに乗れないことは明らかです。
大きな革命を与える分対応も大変ということです。
2020年から始まる5Gは新たなビジネスの誕生も確実です。
今回の記事では触れませんが、4Gになった途端急成長したツイッターやユーチューブのようなSNSのように、必ず新しく流行る・誕生するビジネスは存在します。
興味がある方は、5Gを活かしてどんなビジネスが伸びていくのだろうなど考えてみてください。