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2児のパパで今年30歳の冒険者(サラリーマン)が日々の生活を通して勇者(自由を手に入れた者)を目指すサクセスブログです。

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ベタの繁殖に成功!繁殖の手順と水槽環境を解説

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ベタを飼い始めて、ベタの魅力にハマり、「いつか繁殖を成功させたい!」と思って約1年。

 

ついにベタの繁殖に成功することが出来ました。

 

この記事では

ベタの繁殖にもチャレンジしたい

繁殖の方法を知りたい

繁殖に必要(役立つ)アイテムを知りたい

実際に繁殖に成功した人の水槽がどんな感じか知りたい

 

と、いった考えを持つ方に向けて私の経験を紹介したいと思います。

 

 

 

ベタの繁殖を成功させるまでの道のり

私がベタと出会ったのは友人がきっかけでした。

 

ベタを飼っている友人がベタの繁殖が面白いと言っていて、当時スマホゲームくらいしか趣味がなかったので、軽い気持ちでベタを飼い始めました。

 

ゲーマーの血が流れているのか、何かをする時はとことん調査(勉強)する癖があった私は、さっそくベタについて知識をかき集めました。

 

ベタには色んな種類があり、色も十人十色。

より美しく理想の個体が欲しければ、既に存在する個体を購入する以外に繁殖で理想の個体を生み出すことも可能ということがわかりました。

 

自分の育てかたで進化させることが出来る生物

 

これはある程度枠内に制限されたスマホゲームよりよっぽど面白そう!と思いました。

 

そして、ベタのメスを入手し繁殖にチャレンジしていきました。

 

しかし、現実はそう上手くはいきません。

 

・オスがメスを攻撃し、全く繁殖行為をしない(相性が悪い)

・産卵までいったと思ったらオスが食卵

・また産卵までいったと思ったらオスが上手くメスを巻けず無精卵

 

そうやって1年間「計4回」失敗を繰り返し、成果を出すことが出来ませんでした。

 

でも、諦めずオス・メスの準備が整い次第繁殖にチャレンジする気持ちは変わりませんでした。

 

そして今年(2020年)の4月に再びチャレンジ。

見事産卵後の卵を泡巣にセットする段階までクリアしました!

 

あとはオスの稚魚への世話も順調だったので、親離れ後の(飼い主:私)育成次第となりました。

 

 

ベタの繁殖の手順

ベタの繁殖には手順があります。

 

飼い主の気分で繁殖にチャレンジすることは失敗率が上がってしまうので、きちんと知識を得ておきましょう。

 

繁殖の手順1

オスとメスを準備

 

まずは繁殖させたい個体の準備をします。

 

オスは入手しやすいですが、メスは地味な見た目から観賞用としては人気がなく、ショップでも販売数が少ないです。

 

販売していても、色が悪い・フォルムが悪いなどの個体が多く、理想の個体を入手するのはかなり難しいです。

 

そういった場合は地元のショップでの購入は諦めて、ネットショップを利用するのがベストです。

 

個人ブリーダーやベタ専門ショップなどが販売する個体はメスでも美しく、理想の個体をきっと見つけられるでしょう。

 

繁殖の手順2

繁殖用水槽の準備

 

繁殖に使用する水槽は多少の条件を満たさないといけません。

 

ある程度の大きさの水槽

ベタの繁殖では一度に100個以上の卵を産みます。

水槽が小さすぎるとオスメス同士の繁殖行為がしにくかったり孵化後の育成がしにくいので、ある程度容量がある水槽で繁殖を行うことを勧めます。

 

エアーポンプ・フィルター不要

ベタの繁殖ではオスが作った泡巣という気泡の密集地帯に卵をセットし孵化するまでお世話をする方法になります。

 

この時エアーポンプやフィルターを稼働させてしまうと、水面が揺れ泡巣が崩れてしまい、卵をセットする場所が無くなってしまいます。

 

そうならないように水を循環することは避けた方がいいでしょう。

 

ヒーター必要

ベタはコップなどの容器でも飼えますが、繁殖時には水温を高めに設定し、温度をキープする必要があります。

 

理由は、ベタに繁殖への意識を持たせる(発情)ためや、稚魚を安定して育成するためにです。

 

泡巣を作りやすくするもの

泡巣はただの気泡ですが、以外と頑丈で割れにくいです。

 

しかし水面に作るので空気の流れなどの影響も受けやすいので、泡巣がまとまりやすく作りやすいように、「浮き草」や「発砲スチロール」などを水槽にセットしてあげると、ベタも泡巣を作る場所が明確になり、やる気で泡巣を作り始めます。

 

私ははじめ浮き草を使っていましたが、あまり泡巣を作らないオスで浮き草の凹凸で泡巣が偏ったりすぐ壊れたりしたので発砲スチロールを使用しました。

 

発砲スチロールの下に泡巣を作るので風に影響も受けず均等に広がってくれるので、今後も発砲スチロールを使う考えです。

 

繁殖の手順3

お見合い

水槽の準備ができたらオスメスのお見合いに入ります。

 

この時オスがある程度泡巣を作ってくれているとスムーズですが、泡巣を作ってなくてもお見合いをすることて発情し、泡巣を作り出すきっかけになる可能性があります。

 

オスとメスははじめ、別容器に分けお互いが見えるようにします。

 

オスの水槽(繁殖用水槽)に小さい水槽に入れたメスを入れるのもよし、オスメスの水槽を隣同士に並べるのもよしです。

 

オスメス互いに意識するとフレアリングというエラビレを広げる行為が始まります。

 

メスは白色のボディでなかったら発情しているサインを示す横ラインが現れます。

 

この「横ライン」とは、魚の背中からお腹にかけて現れるので見た感じ「縦」なのですが、魚を人間に置き換えて頭を上・尾びれを足として下、と考えた時ラインは横になりますよね。

 

このことからベタ業界ではこのラインを横と定めています。

 

繁殖の手順4

混泳

十分のお見合いが済めばいよいよ混泳です。

この段階からお互い餌は与えないようにしましょう。

 

産卵後の食卵事故を防ぐためです。

 

お見合いの期間は人によって異なり1日~1週間程度になります。

 

私の場合は3日間くらいお見合いに時間をかけました。

 

混泳する際の注意点としては

メスを投入する際ゆっくりと!

メスをオスの水槽に移す際は、泡巣が壊れないようにゆっくりと移してください。

 

メスが攻撃されても耐える

ほとんどの場合、オスとメスが混泳するとオスがメスを攻撃します。

 

軽くつつく程度ならいいのですが、別名「闘魚」という名の通り激しく攻撃しメスを追いかけ回します。

 

メスのヒレは食いちぎられボロボロになることは覚悟しておいた方がいいでしょう。

 

そうやって攻撃を受け続けることで、メスも発情が高まり産卵に移っていきます。

 

私の場合4・5日間混泳させても産卵に至らなかったら失敗と判断しメスを取り出し、メスのケアに入ります。

 

繁殖の手順5

産卵

相性が合うとオスがメスを包み込むように全身を使い巻きます。

 

オスメス互いに気絶をし、メスのお腹から複数個の卵がこぼれ落ちると産卵が成功になります。

 

この時、上手く巻けていなかった場合でも、メスが気絶することがあり卵がこぼれますが、その卵には精子がかかっていないので「無精卵」となり、赤ちゃんは生まれて来ません。

 

初めての繁殖の場合、最初は互いに上手く巻けない・巻かれない状態も多々ありますが、ベタの交尾は数時間という長い時間をかけ何回も行われるので、次第に上達していくと思います。

 

またオスメスどちらにも言えることですが、「食卵癖」があるベタも中にはいます。

 

食卵癖があるとこぼれた卵を食べてしまうので、何度交尾を行っても次に進むことが出来ないので、食卵する前に卵を回収し人工孵化に切り替えるか、今回は諦めることになります。

 

繁殖の手順6

泡巣に卵を運ぶ

こぼれ落ちた卵はまず気絶から早く回復するオスが拾いにいき、泡巣へセットします。

 

卵が多い場合はあとから回復したメスも協力し、夫婦で泡巣に運ぶ作業が見られます。

 

卵を泡巣に運ぶ際、何個か一気に口のかなに入れますが、なかなか泡巣に運ばない個体もいます。

 

食卵と思うかもしれませんが、よく観察して見極めましょう。

 

繁殖の手順7

■メスを取り出す

卵を出し切って産卵が終わるタイミングもわかりやすいです。

 

繁殖行為が完了すると、お見合いしたての時と同様に、オスがメスを追いかけ回す(攻撃する)ようになります。

 

そうなると、繁殖の時間は終了という合図です。

 

泡巣に刺激を与えないようにメスを静かに取り出してください。

 

ボロボロになったメスは当分別容器でケアに集中しましょう。

 

塩を入れた水だったり、スーマというケア商品を使ってあげてください。

 

断食をしていたので、餌をたっぷり与えてあげたいとは思いますが、何日も餌を食べていないのでいきなり大量の餌を食べると体調を崩してしまう可能性があります。

 

少しずつ与え、ゆっくりと元の餌の量に戻してあげてください。

 

繁殖の手順8

孵化

産卵後の泡巣にセットされた卵はオスが夜通し世話をしてくれます。

 

卵に汚れや水カビがつかないように手入れしたり、泡巣から落ちてしまったら拾って戻したりを健気に続けてくれます。

 

この行為は卵から孵化したあとも続き、稚魚が自力で横泳ぎできるまで続きます。

 

それが孵化後2日程度の話になります。

 

この期間もオスには餌を与えてはいけません。

 

稚魚には栄養袋のヨーサックという袋がお腹についていますが、ヨーサックが小さくなって無くなるまでは稚魚も餌を食べなくても大丈夫です。

 

繁殖の手順9

稚魚の餌の準備

稚魚はとても口が小さいので、人工餌は粉末タイプだとしても食べられません。

 

初めは「インフゾリア」という微生物がメインの餌となります。

 

インフゾリアはショップなどでは「微生物の素」のような名前で販売されており、その素をもとに作らなければなりません。

 

すぐできるものではなく、何日かかかるので、繁殖を開始すると同時に用意した方がいいでしょう。

 

また微生物なので肉眼では見えず、本当にインフゾリアがいるのか不確かだったのが私の経験です。

 

本来ならインフゾリアの次の段階の餌になりますが、「ブラインシュリンプ」をはじめから与えるパターンもあります。

 

私の意見から言うと、ブラインシュリンプは稚魚にとっては少し大きいので、食べれる個体と食べれない個体(口に入らない)にわかれます。

 

孵化後の5日間は「魔の5日間」とも言われ、この期間が繁殖で一番難しい段階です。

 

インフゾリアを上手く発生させられたら、生存率は高くなるのは確かです。

 

市販のブラインシュリンプの卵はだいたい人工餌が食べられるようになるまでに4~5箱くらい消費します。

 

無くなって餌を与えられない事態にならないように、余裕を持ってまとめ買いしておくことを勧めます。

 

繁殖の手順10

親(オス)の取り出し

稚魚が横泳ぎをマスターしたらオスを取り出します。

 

オスがまだ稚魚の世話をしていたとしても、この段階になったら取り出してください。

 

オスは繁殖を始めた時から餌を食べていません。

 

ちゃんと世話をしていたとしても、突如空腹のあまり稚魚を食べてしまうかもしれませんので、なるべく早めに稚魚と分けてください。

 

取り出したオスもメス同様、ケアをし、餌を少量ずつ与えて元の環境に戻してあげてください。

 

ベタ繁殖に使用した水槽

今回、私が実際に繁殖に使用した水槽を紹介します。

 

私の家では現在「60cm」「40cm」「30cm」の水槽がありますが、今回ガラス水槽は使用しませんでした。

 

今回使ったのはこちら

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100円均一「ダイソー」で販売されている『虫かごケース』です。

 

大きさが(小)(中)(大)の3種類あり大【500円】を使います。

 

大のケースに、ガラスの花瓶(メスを入れてお見合いする用容器)をセットしました。

 

この花瓶もダイソーで150円で販売しているものです。

 

今後もベタの繁殖を増やしていきたいと考えたので、費用を抑える目的でもあります。

 

あとは小型ヒーターと泡巣用の発泡スチロールをセットしたら繁殖用水槽の出来上がりです。

 

シンプルですが、ソイルなども使用しません。

 

産卵時、落ちた卵がソイルの隙間に入らないようにや、後々の水槽掃除・水換え時にモノが少ない方が手入れがしやすいからです。

 

まとめ

今回は私が体験したことから中心にベタの繁殖について紹介しました。

 

ベタの繁殖は、やろうと思ってすぐ出来るものではなく、準備・環境・相性など様々な要因がマッチしないと成功できませんので、1回失敗したからといって諦めず、何回もチャレンジしてみてください。

 

現在ウチのベタ稚魚はもうすぐ生後2ヶ月が経とうとしています。

 

初めは1㎜程度だったのに今や20㎜にも成長し、親のカラーであるブルーのボディが綺麗に引き継がれています。

 

上手くいかなかったり、生後直後の世話は大変ですが、稚魚の成長を日々見ることは楽しいですし達成感があります。

 

ぜひベタの繁殖に挑戦し、どっぷりベタにハマってください。 

 

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