水槽の立ち上げと同時に、水草も植えました。
今回レイアウトでイメージしたのは草原!
それを理想に近づけるために採用したのが「ヘアーグラス」という水草です。
この記事では
・ヘアーグラスの特徴
・ヘアーグラスの植え方
・ヘアーグラスの注意点
などを紹介します。
ヘアーグラスってどんな水草?
ヘアーグラスはアクアリウムレイアウトで人気の水草で、多くの方がレイアウトに採用しています。
特徴
ヘアーグラスは「前景草」としてレイアウトを飾る場合が多く、イメージとしては芝生の様なデザインと思って下さい。
増やすことの出来る水草なので、最初に少量を購入し、水槽内で育てながら増やしていくことが可能なので、コスパがいい水草になります。
水草の種類では、育てるのにCO2(二酸化炭素)が必要な場合もありますが、ヘアーグラスはCO2装置が無くても育つので、初心者の方でもレイアウトに取り入れるのが難しくありません。
ヘアーグラスの植え方
ヘアーグラスのショップで販売されている状態はほとんどの場合束になっていたり、鉢植えの状態で販売されています。
この状態で水槽のソイルに植えるのではなく、バラして少量の束にしてから植える形になります。
購入して持ち帰ったヘアーグラスは、容器などに水を入れ、その中で根っこを軽く揉みほぐしバラします。
鉢植えの場合は流水で揉みほぐしながら土を落としましょう。
根っこに付いている余計なものを取り除いたら、少量の束を作っていきます。
束を作り終えたら水槽に植えていきます。
この時、「水槽に水を入れずに植える方法」と「水槽に水を入れた状態で植える方法」の2パターンがあります。
水槽に水を入れずに植える方法
水槽立ち上げと同時に水草も植えたい場合の方法です。
水槽レイアウトを完成させてソイルをひいた状態でヘアーグラスをそのまま植えます。
ソイルに植える際、ソイルは乾いた状態なので軽く、ヘアーグラスを植えても水を入れる際にソイルから外れ、浮き出る可能性があります。
そうならないために、乾いたソイルにヘアーグラスを植えたら、霧吹きスプレーで水をかけ、ソイルに水分を含ませて重さを出しヘアーグラスを固定します。
乾いたソイルの場合、指でヘアーグラスを植えるのは上手く奥まで植えれません。
アクアリウム専用のピンセットを使うとスムーズに植えれますよ。
また、育てながら増やしていくのなら一定の間隔をあけて植えます。
《上から見たヘアーグラスの植え方》
《横から見たヘアーグラスの植え方》
水槽に水を入れた状態で植える方法
水槽立ち上げ時、もしくはレイアウトの変更時、水槽に水草が入った状態でヘアーグラスを植える方法は、上記で作った少量の束を一定の間隔で植えます。
ソイルは水を含み重さが既にあるので、ピンセットでも指でも植えれます。
注意点としては、植える際ソイルの小さな砂ぼこりや汚れが舞い上がる・違う色のソイルが隣接していると混ざってしまう可能性があるといった所です。
ヘアーグラスの増やし方
ヘアーグラスという水草は増やして植えているエリアを拡大できます。
増やし方は、水槽にヘアーグラスを植え成長させ、新芽が出てきたらハサミで上部をカットします。
カットした葉を再びソイルに植えます。
こうすることで、最初間隔を開けてスカスカに植えることを繰り返し、少しずつ隙間を埋めていく流れになります。
ヘアーグラスの手入れ方法
ヘアーグラスは葉を伸ばし成長していきます。
ヘアーグラスをレイアウトに取り入れる場合、ほとんどの方が「芝生」をイメージするのではないでしょうか?
芝生の用に維持するには日々の手入れが大切です。
手入れ方法は、
・葉が伸びたらカットする
・枯れて変色している葉を取り除く
・水換え用ポンプで汚れをとる
といった内容です。
葉をカットする場合は水槽上部から手を入れ上からカットする状態になるので、普通のハサミだと高さを均一に揃えるのが難しいです。
アクアリウム専用のハサミは刃の部分がカーブしていて、上部からでも水平にカットすることが出来るので、ひとつは持っていましょう。
注意点
上記で「ヘアーグラスはCO2(二酸化炭素)装置を必要としない水草」と説明しましたが、注意点はあります。
ヘアーグラスも植物です。
植物も成長する過程で、呼吸をします。
人間は呼吸をする時「酸素」を必要としますね。
植物でいう「酸素」は「二酸化炭素」にあたります。
ですので、水槽にCO2装置を設置できる余裕がある方は、設置してあげた方がヘアーグラスにとっていい環境になります。
ですが、余裕がない方でもヘアーグラスを育てることは出来ます。
ヘアーグラスは生命力の強い植物なのでCO2がなくても育ちます。
CO2装置を使用しない場合は、代わりに「光」をよく当てて下さい。
植物の成長で行われる「光合成」には二酸化炭素以外に光も必要とされます。
そして必要な優先順位は二酸化炭素<光の優先順位になります。
ですので、しっかり光を吸収できる環境を作って上げることで、ヘアーグラスを育てることが可能です。
ヘアーグラスについてのまとめ
草原のイメージを表現できるヘアーグラス。
水槽レイアウトに力を入れたい方にとてもオススメです。
育成も簡易で、CO2装置などの費用もかかりません。
ヘアーグラスを取り入れたて魅せるアクアリウムを楽しんでください。