投資について勉強したり、実際に資産運用をしていくうちに
「効率よく資産を増やせる方法はないのだろうか?」
と考えることが増えました。
かと言って、リスクも大きくなるのでは意味がない!
そんなおいしい話は無いとは思ったのですが、ついつい調べていました。
FX・株・仮想通貨・不動産あたりの投資方法で調べていたら、気になる投資法を見つけました。
その投資方法とは
『株主優待 先回り投資』
と言い、別名:イベント投資 とも言われています。
株主優待先回り投資は、株投資の1種で、「株には株価が上がる(上がりやすい)タイミングがあり、現象を利用し利益を高確率で掴み取っていく投資方法です。
では、
・詳しい『株主優待 先回り投資』について
・株主優待 先回り投資の有効性の検証方法
・実際の結果報告
についてお話していこうと思います。
株主優待 先回り投資が高勝率な理由
冒頭で簡単に紹介した株主優待 先回り投資とはどういったものなのか詳しく解説します。
株主優待 先回り投資とは名前からわかる通り、「株」への投資方法の1種で、イベント投資とも言われています。
株には「株主優待」という制度があり、株主優待を採用している企業は自社の株を持っている「株主」に年に数回、優待(商品券や自社商品など)をプレゼントします。
この株主優待を貰うためにはずっと株を持っている必要はなく、「権利付き日」という決まった日に株を持っているだけで、優待を貰う権利を得られるので、その日以外に株を持ち続ける必要はありません。
なので、株主優待が目的の人は、権利付き日直前に株を購入し、優待を貰う権利を獲得できたら優待が家に届く前でも株を売っても大丈夫ということです。
ほとんどの優待目的の方は権利が得られたらすぐ売ります。
この株主優待システムを株価目線で見てみると、
①株主優待権利付き日 直前に株の購入者が増える
→株価上昇
②株主優待の権利を得ることができたので、株を売却する人が増える
→株価下落
というシンプルな値動きが起こります。
ということは、権利付き日が来る前から株を持っていて、株価が上昇した権利付き日直前に株を売ってしまえば、高確率で利益を期待できる!
という理論になりますよね。
これが今回実践した優待先回り投資です。
株主優待 先回り投資のデメリット
優待先回り投資のメリットは上記で解説した通り利益の期待値が高いということですが、デメリットも存在します。
デメリット①
「株主優待は貰えない」
優待を貰うための権利付き日まで株を持つことは許されないため、優待は貰うことが出来ません。
デメリット②
「勝率100%では無い」
優待先回り投資は高勝率ではありますが「絶対」ではありません。
投資に絶対はなく、もちろん権利付き日直前でも株価が下がることもあります。
デメリット③
「拘束される期間に対する利回り」
数ある株主優待企業のかなから勝てる(株価が上がる)企業を見極める分析力が必要なのと
権利付き日からどれくらい前に仕込み(株購入)を開始するかも大切です。
購入から権利付き日直前までの間は売却をせず持ち続けるので、その購入資金はその間動かすことが出来ません。
この拘束期間に対してのリターン(利益)で利回りが出せますが、自分の分析力で利回りは左右されます。
ある程度調べる努力・手間も必要になるのが優待先回り投資になります。
株主優待 先回り投資の検証方法
今回私は、この株主優待 先回り投資を始めたいと思い立ったのですが、まとまった資金はありませんでした。
ですが、高確率で利益が見込めそうな投資方法だったため、「少額」でも始めたいという気持ちが強かったです。
そこで私なりに考えた資金が貯まるまでの検証を目的とした投資ルールは
・ポイント投資を採用
・権利付き月の前月に株購入(約2ヶ月保有)
・権利付き日直前にマイナスになっていても必ず売却
・複数銘柄を同時売買することでリスク分散
・増えた資金は再投資で複利運用
という内容になります。
少額でと考えていましたが、銘柄選びの分析力を鍛える練習や、利回りの確認もしたかったので、企業ポイントにしました。
企業ポイントは「dポイント」にします。
その中でも(期間限定)のポイントを今回使います。
楽天ポイントやTポイントも考えましたが、どちらも期間限定(固定)ポイントは投資には使えません。
ですがdポイントは期間限定ポイントであっても、投資に使うことができるという自由度があり、またdポイントで投資できる日興フロッギーを使えば100ポイントから始められるので資金が少なくても問題ありませんでした。
私はこれでスタートすることにしました。
優待先回り投資の投資銘柄は?
この計画を考えたのは2020年の10月半ばになります。
そこからマイルールにそって計算すると権利付き月は12月が最短だったので、11月頭に投資を開始しました。
選んだ銘柄は12月に権利付き日がある銘柄から。
dポイントの期間限定ポイントは当初3500ポイントあったため1銘柄=500ポイントの振り分けで次の7銘柄にしました。
※各500ポイント(円)分を購入
・すかいHD(3197)【概算数量:約0.33311株】
・マクドナルド(2702)【概算数量:約0.10000株】
・ハイパー(3054)【概算数量:約89285株】
・アウトソシング(2427)【概算数量:約0.50301株】
・リリカラ(9827)【概算数量:約3.16544株】
・ビーロット(3452)【概算数量:約0.67024株】
・ニチリン(5184)【概算数量:約0.36656株】
今回、上記の銘柄を選んだ基準は優待内容で選びましたが。
私の中の、人気優待のイメージは金券(クオカードや商品券・割引き券)だったので、株主優待がモノ(自社商品)やギフトではなく、誰でも使い勝手が良い金券の企業を選びました。
株主優待 先回り投資の実績は?
12月の権利付き日は28日(月)だったので、私は24日(木)の夜に売却予約を行い、25日(金)に全ての株を売りました。
結果がこちらにになります。(以外画像)







・すかいHD(3197) → 535円【+35円】
・マクドナルド(2702) → 505円【+5円】
・ハイパー(3054) → 530円【+30円】
・アウトソシング(2427) → 665円【+165円】
・リリカラ(9827) → 455円【-45円】
・ビーロット(3452) → 459円【-41円】
・ニチリン(5184) → 602円【+102円】
【結果】
7銘柄中 : 5銘柄が勝ち(+)・2銘柄が負け(-)
損益 : +251円
純利益 :源泉徴収後の金額= +202円
利回り : 確定損益(251円)÷投資金(3500円)=7.17%
※源泉徴収後の場合=5.77%
という結果となりました。
まとめ
初の優待先回り投資の結果は勝率約7割、利回り7%となりました。
個人的には、もう少し利益を期待していたのが正直なところではありますが、それは銘柄選びだったり購入タイミングの改善で上げることができると思うので、今後の分析課題にしたいと思います。
目標は安定して利回り10%以上を出すこととし、
次回は今回の利益を合わせた残高3702円と
現在貯まっている期間限定dポイントを合わせた4000円分を2分割し
・2月の優待株を、1月頭に2000円(4銘柄×500円)分仕込む
・3月の優待株を、2月頭に2000円(4銘柄×500円)分仕込む
事として、2021年は毎月ループで株主優待 先回り投資を行っていきたいと考えてます。
ポイントで投資→増やして現金化→資産増える
というルーティーンを作り私のポートフォリオ拡大に力を貸してくれる投資法になることを期待しています。
今後の結果報告も楽しみにしていてください。