お子さんをお持ちの皆さん。
子供の貯金(資産)ってどうしていますか?
出産祝いや、お誕生日、お年玉など、イベントでお子さんにお祝い(現金)を頂く機会もあると思います。
そういった「子供のお金」をどう管理していますか?
「銀行口座等に貯金」「タンス貯金」「投資している」「子供自身の費用に使う(衣類・ベビー用品・おもちゃ等)」いろいろなパターンがあると思います。
我が家では「子供名義の銀行口座に貯金」でした。
私は数年前から妻に「子供のお金も投資をして増やそう」といい続けてきましたが、『投資=ギャンブル』(増えるかもしれないけど、減ることもある)というイメージ、特に「減ることもある」部分が強いイメージを持っていたため
「子供のお金で遊ばないで!」と、投資は大反対派の妻でした。
その意識を変えるべく私は給料以外(副業収入)でこれまで投資をしてきて、リスクの管理&利益をし、しっかり増やしてきました。
その運用経過を定期的に妻に報告し、少しずつ「投資はギャンブルではない」ということを理解してもらい2021年、年が変わったころに妻の方から「子供のお金を投資で増やそう」と提案がありついに二人の意見が一致しました。
大切な子供の大事なお金の投資運用を始めるにあたり二人でたくさん話し合いました。
この記事では、
・子供のお金を投資運用するにあたり重視する条件
・投資先の候補と私の考え
・決定した子供のお金の運用方法
・今後の方針
についてお話していきたいと思います。
子供のお金を投資運用するにあたり重視する条件
子供の貯金(資産)を運用するのは単に私が投資で資産を増やせたからではありません。
これは私が妻に言い続けたことなのですが
銀行口座で「安全」に貯めていきたい
銀行に預けていても今や超低金利で、増えることはない。
むしろ、最近は口座を開設していることで「利用料」を取る銀行もある。
もしかしたら今後それが当たり前になって「お金を預けること」はお金(利用料)を払うものとなるかもしれない(コインロッカーの様に)
つまり、銀行口座=安全 とは限らない。
じゃあタンス貯金で現金のまま貯めれば?
銀行口座みたいに利用料は取られないね。
でも「物価」は年々上昇しているのは気づいてる?
身近でいうと「あのアイス80円だったのに、今は100円になってる」とか「ポテトチップスの値段は一緒だけど、中身の量が減っていたり」
つまり、今10万円で買えるモノも将来は10万円じゃ足りないことになるってこと、「現金は価値が下がる」とも言い換えられるよね。
だからタンス貯金もリスクがある。
以上のことから、お金をそのまま置いておくのは勿体ないよ!という真実を理解してくれた妻と次に「運用条件」について話し合いました。
正直、私自身の投資は「最悪無くなっても生活・家族には迷惑をかけないので、興味ある投資をやってみる」スタイルですが、今回は「子供」のお金なので、そのお金の消費(使い方)権利は子供にあると考えます。
ですので、子供が成長してそれまで貯めた資産は全て子供のもの。「とうしで無くなりました」じゃ済みません。
子供の資金運用は厳しい条件で選びます。
・投資金を減らさない(元本割れはダメ)
・確実に増やす(貯金金利より利回り良いもの)
・出口戦略を明確に(子供に資金を引き渡すタイミングで素直に出金できるように)
・長期でなるべく放置できる(程よいメンテナンスは大丈夫)
・資金が増えたら分散投資
以上のちょっと欲張りな(都合の良い)投資先があれば子供の貯金を投資で運用しても安心かなと夫婦会議は議決しました。
それから数か月・・・
いろんな投資方法を調べ「この投資は利回りが良いがリスクがある」「この投資はリスクが少ないけど出口を決めるのが難しい」と、運用のやる気とはウラハラにしっくり納得のいく投資方法はなかなか答えが出ませんでした。
しかし4月某日、ついに上の条件を全て満たす投資方法があったため現在は入金をし、注文設定を完了しました!あとは稼働するのを待つのみとなりました。
と、その前に私が今回子供の貯金運用に良いなと思いながら参考になった投資方法候補を次に紹介します。
子供のお金の投資先候補と私の考え
私が子供の大事なお金を投資で育てるにあたりいくつか候補となった投資方法を先に紹介します。
NISA系
国が推奨する投資アイテムというだけあって安心感はあります。
ですが、気になる部分もあり
・年間に投資できる満額をいっぱいいっぱい利用するだけの資金はない
・利回りだけを見ると物足りなさがある
・満期タイミングで投資銘柄が下落していたらゲームオーバー
この3点が引っ掛かりました。
我が家には4歳と2歳の子供がいます。
投資に使うお金はそれぞれの出産祝いと毎年のお年玉を貯めた貯金です。
なので、まだそこまで資金は多くないので、NISA系の毎年投資できる満額を長期間維持するのは厳しいと判断しました。
またNISAで取り扱っている銘柄は厳選された優秀な銘柄なので成長していくとは思いますが、投資資金が少ないので利回りで考えると将来期待する理想の金額にはならないと考えました。
そして、NISAには運用期間があるため出口タイミングは強制決定されているとも言え、そのタイミングで投資している銘柄の価格が下がっていた場合どうすることもなく強制で敗北が決定です。
以上の点から安心に思えるNISA系の利用はしないことにしました。
PayPay証券で高配当&成長株投資
PayPay証券(旧:ワンタップバイ)で米国株投資も考えました。
私が投資をする重要性を理解したきっかけとなったあっきんさんがお子さんのお金を米国株投資しているということで。
1000円から自由なタイミング&銘柄に投資できるのでとても利便性がある良いサービスです。
しかし、ここでは株の配当・成長は期待できるけど、「もう少し利回りが高く資産を増やせるアイテムはあるはず」という考えになりました。
というのも、私がメインで投資しているトラリピはFXの売買+スワップによる利益収集系なので、株の成長や年に数回の定期的な配当より利回りがいいというイメージです。
なのでこの段階で株の成長&配当による長期投資方法は(NISA系も含め)今回の運用候補から除外されました。
トラリピで運用
私がメインで行っている投資。
マネースクエアの「トラリピ」ももちろん候補にあがりました。
リスク管理もしやすく、今後資金が増えたときの追加投資で複利運用もできます。
投資する通貨ペアはトラリピ向きといわれる「豪ドル/NZドル」が候補です。
戦略はコアレンジでレートが上がっても下がっても利益が出て、含み損も増えにくい投資方法が良いなと思いました。
これなら資産を減らすリスクも抑えられ、利益も期待できそうです。
ですが、一つ条件を満たせませんでした。
それは「出口(やめ時)」です。
両建てなので買いも売りもポジションを持つということは、レートがどの位置にいてもポジションを持ち必要資金が縛られている状態。
まぁ長期運用計画なので、子供に資金を引き渡すときにポジションを強制決済したとしてもそれまでの利益で十分資産は増えているのだろうけど、今回は妥協せず惜しくも候補どまりとなりました。
その投資設定や戦略については、めがねこさんの公開する記事で詳しく解説されています。
※ちなみにこの投資戦略は魅力的だったので、私自身の資金で実際に投資を開始しました。
トライオートFX
トラリピ同様FXの自動売買系のサービスです。
今回はSNSでも話題となり多くの方が運用を開始した「トライオートFXおすし」という設定が候補になりました。
複数の通貨ペアを組み合わせた運用方法で
・年間利回り約90%
・○○ショックのような暴落に強い
・資金20万円から始められる
といったメリットがあります。
初期資金OK。安全性も◎。利回りも化け物級。
三拍子そろった完璧な設定でこの投資方法で決まりか!と思ったのですが、一つ気になる点が。
それは「年間利回り90%のデータは過去3年間での結果」ということ。
設定しているレンジ幅が過去3年の幅に合わせたもので、狭いレンジ設定となっています。
今後もこのレンジ内で値動きをしてくれれば上記のような結果そのもので子供の資金は安全に期待以上に増やすことはできるでしょう。
ですが、未来にどんな値動きになるのか・今後10年以上は運用したいと考えると、3年という設定は短く、設定レンジを外れる可能性は十分あると考えました。
そのリスクと、そのときの対応の手間を懸念し今回は候補でとまりました。
以上の投資方法が私が検討した内容になります。
さて、ではお待たせしました。次に実際に子供の貯金を投資する方法を紹介します。
決定した子供のお金の運用方法
今一度我が家の子供貯金投資条件を確認してみましょう。
・投資金を減らさない(元本割れはダメ)
・確実に増やす(貯金金利より利回り良いもの)
・出口戦略を明確に(子供に資金を引き渡すタイミングで素直に出金できるように)
・長期でなるべく放置できる(程よいメンテナンスは大丈夫)
・資金が増えたら分散投資
この5ヵ条を満たすものでないと子供の大事なお金は投資してはならないとされました。
その結果、完璧に満たした投資方法が1つ見つかりました。その方法は
『トライオートETF ナスダック100トリプル 両建てブロック運用』
です。
こちらの運用方法は、シダ植物さん(@bonyari_blog)が考案した戦略になります。
初期資金15万円からスタートでき、ロスカットは0円設定での運用なので
「始めやすさ」「安全性」はクリアです。
戦略としては
・現在値付近で買いを5口注文
・5ドル間隔で上に「売り」を5口(1口×5)注文
・5ドル間隔で下に「買い」を5口(1口×5)注文
・注文に必要な資金は両建てでは口数が多い方(買い)の分だけ
これが1セットとなります。
ちなみに私はシダ植物さん考案の買い売り各6口(1口×6)にし、買いの利益幅を下がる毎に広くし利益を拡大する戦略を採用しました。
シダ植物さん自身がバックテストした結果、利益幅が10ドル固定よりリターンが大きいと結果がでています。(シダ植物さんの記事に詳細があります)
上がれば利益・下がっても利益となり
レンジ上抜けはどれだけ上がっても損失はでません。売りポジションを持っていたとしても、買い5口注文のポジションの含み益の方が上回り、売りを持つ抵抗がなくなります。
下がった場合も売りの利益が発生し、レンジ下抜けした場合でもロスカットは0円なので、資金が無くなることはなく長期的には右肩上がりのナスダック100トリプルなのでいずれ回復します。
待機でもいいですが、追加で資金を投入することで新しいセットを稼働させ同じように利益を得るチャンスを逃しません。
その時の追加資金は初期必要資金より少なく済むので継続しやすいという利点もあります。
また、ロスカットしない設定なので、売買利益はそのまま口座から引き出しても良いというメリットもあります。
長期運用予定なので、引き出したいときにポジションを持っていたとしても、
・ブロック(セット)設定なので含み損益もそこまで多くならない
・利益で初期投資金15万円は回収できている
ので、すんなり子供に貯めた資金を渡せると感じました。
現在、既に稼働しているのでこの運用方法や設定、メリットなどは後日詳しく記事にして公開したいと思います。
ということで
・投資金を減らさない(元本割れはダメ)
→ロスカットにならない 〇
・確実に増やす(貯金金利より利回り良いもの)
→売買利益でコツコツ利確 〇
・出口戦略を明確に(子供に資金を引き渡すタイミングで素直に出金できるように)
→利益はいつでも出してOK ブロック戦略で含み損も軽減できるので強制決済もしやすい 〇
・長期でなるべく放置できる(程よいメンテナンスは大丈夫)
→ロスカットにならないので放置可能 暴落時でも焦らない 〇
・資金が増えたら分散投資
→利益をそのまま使えるので複利運用として他の投資アイテムに回せる 〇
見事5ヵ条をクリアしています。
本当はもっとこの投資方法の魅力を伝えたかったのですが、今回は長文になってしまうので、早めに運用経過記事かきますね。
今後の方針
今回は子供の貯金の1部「15万円」を投資で増やしていこうと思います。
この15万円で得た利益は好きに引き出せるので、別の投資方法で複利運用をしていきたいと考えています。
実は複利運用先もほぼほぼ決まっています。
それがこちら
『メキシコペソ/円 代用FX』
ですね。
こちらの投資方法もシダ植物さん考案の戦法です。
トライオートETF ナスダック100トリプル で得た利益で現物ETF
iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF (1655)
MAXIS ナスダック100 上場投信 (2631)
のようなレバレッジがかかっていない銘柄をコツコツ購入することで、米国ETFの成長の恩恵を受けながら暴落の共倒れを防ぐリスク分散もできます。
そしてメキシコペソ/円の高いスワップ+売買利益も狙います。
つまり
1.ナスダック100トリプルの売買利益
2.利益で買った株の成長益
3.利益で買った株の配当利益
4.代用FX用の株の成長益
5.代用FX用の株の配当利益
6.スワップ利益
7.メキシコペソ/円の売買利益
といった感じに資金を次から次へと生み出す錬金術を極めていく流れです。
いやほんと、シダ植物さんの戦略・コンボ運用は磨きがかかっていて脱帽です。
それともう一つ、
これは私の希望ですが、複利運用で仮想通貨の積み立てもしてみたいと考えています。
米国株は何十年、100数年ずーと右肩あがりで今後も投資先としては間違いないですが、仮想通貨もこれから長い期間、米国株と同じように右肩上がりで伸びていくと思います。
いや、米国株よりすさまじい勢いで成長すると考えています。
なので、バブル崩壊のリスクもありますが投資先の候補として少し考えています。
まとめ
今まで子供のお金は「現金保有」が絶対的だった妻が、投資することの大切さを理解してついに我が家は子供のお金を投資で増やしていく方針となりました。
それでも「あまりリスクを負いたくない」という気持ちは有り、でも「利回りもいいものが良い」という都合がいい・欲張りな投資法を考えていました。
そして今回、そんな理想の運用方法が見つかりました。
私自身30歳から投資について興味を持ち運用することで、「資産」というのは会社の給料を貯金して築くだけではないということに気づき、もっと早い段階で勉強し始めていればと後悔しています。
なので、せめて我が子には早い段階から投資の恩恵を受けさせてあげたいと思い、長きにわたる妻への説得が実りました。
まずは、妻の投資への不安もあると思うので子供のお金の一部「15万円」からはじめます。
また今後も子供資産運用の経過を定期的にご報告できればと思います。