2021年5月から手動で暗号資産FXを開始来ました。
これまで資産運用は為替のカナダドル/円、ユーロ/円、AUD/NZDのFXをメインに行っていましたが、設定レンジを抜けここ数ヶ月は資金を上手く活用できていない状態でした。
為替と違い、暗号資産はレンジ相場ではなく、ボラティリティ高く動くので、特定の範囲(レンジ)で捉えるのは難しいですが、私の戦略なら相場に合わせて都度変更していけます。
そして今回、更に改良を加えた新戦略
レバレッジ取引と現物取引を組み合わせた
【コンビネーション暗号資産取引】
を採用することになったので、
・設定の解説
・新戦略のメリット
・新戦略のデメリット
などを紹介していこうと思います。
▼暗号資産FXは操作しやすく見やすいデザインのGMOコインを使っています▼
暗号資産FX 戦略の基本
はじめに私が設定している暗号資産FXの基本の運用方法を紹介します。
運用イメージ
暗号資産は長期目線で見た場合、レンジ相場を作っていません。
突然高騰する時もあれば、逆に大暴落する。
ある程度決まった範囲に大人しくとどまってくれない暗号資産相手に「レンジ」を決めつけるのは不可能です。
ですので、私は「設定変更しやすいレンジ」を使って短中期的に暗号資産の動きを追いながら売買利益を狙います。
レンジイメージとしてはこちらをご覧下さい
特徴①
ハーフ&ハーフの形を採用し1つのBOXレンジとして注文します。
特徴②
BOXレンジの中心部は核(コア)トラップにします。
※BOX内の売りトラップに使う数量と同数量のトラップ
特徴③
レートが設定しているBOXレンジを(上下)へ抜けた場合、新たな範囲にBOXレンジを追加(追加資金有り)
特徴④
BOXレンジを一定レートで複数重ねて設置することで売り・買いのトラップエリアが誕生し、ハーフ&ハーフから「両建て」へ進化し利益率が上がる
特徴⑤
BOXレンジ上抜け時の売りトラップ評価損は核トラップの評価益が相殺しつつ、お釣りが返って来るので、BOXレンジを削除し新たしい範囲に再設定できる(必要資金の再計算は必要)
特徴⑥
ロスカットレートは0円を想定し必要資金を出しているので、どんな暴落でもソワソワせずゆとりを持って運用できる。
以上の戦略で、私は相場に合わせながらレンジを絞り、資金効率を上げならがかつ安全に運用していく方針です。
新戦略「コンビネーション暗号資産取引」の設定
今回2021.10月から戦略を少し改良した
「レバレッジ取り引き」と「現物取り引き」を組み合わせた運用方法です。
基本的な戦略は上記に公開した運用方針なのですが、1部大きく変更したのは「核トラップの購入方法です」
これまでは【暗号資産FX】でレバレッジ取引で購入していました。
しかし、私の戦略では核トラップはBOXレンジを上抜けして、設定範囲を変更したい時に売りトラップの評価損を相殺しつつ利益を得るためのトラップです。
つまり通常稼働時には決済しないで保有したままの状態になります。
レンジ範囲内・レンジ下抜け時には決済する予定がないので毎日「レバレッジ取引の手数料」を支払わないといけません。
投資資金がまだ少ないので、大した金額ではないですが、日々の積み重ねとなると、無視できない金額になってしまいます。
核トラップはBOXレンジ内のトラップの半分(核トラップの数量が0.5BCHなら小トラップは0.1BCH×5本=レンジ内保有数量は最大1.0BCH)
もの数量を保有するので、レバレッジ手数料の大半はこの核トラップに対する手数料と考えていいでしょう。
この支払いがもったいないと考えた私は、核トラップを暗号資産FX取り引きではなく「現物取り引き」として保有することにしました。
現物取り引きでは、「取引所」で購入作業をしました。
取引所では、購入時に現物購入手数料はかかってしまいますが、日付けをまたいでの保有ではレバレッジ手数料はかからなくなるので、先程お話した様に無駄な手数料を抑えることができます。
販売所での取り引きでも現物を購入することができます。
ただし販売所は取引所や暗号資産FXと同時刻のレートが違う(少し不利)なので私は取引所での購入に至りました。
核トラップを現物で購入したあとは、基本戦略と流れは同じです。
レンジ上抜け時に設定変更したい場合は、
レバレッジ取引の「売り」トラップを全決済(損切り)
↓
現物保有の核トラップをレンジ設定の数量分決済
これで、売りの損失を相殺しつつ利益も入って来ます。
以上が新戦略の概要となります。
また、トラップ幅や利確幅、各トラップの数量などは資金量によってその時に適切な設定をしていくので運用していく過程で変更します。
「現在どんな設定で運用しているか?」等の詳細はTwitter(@boukenshaLv1)や毎月投稿の運用結果記事を参考にしていただけると幸いです。
コンビネーション暗号資産取引のメリット
新戦略のメリットは「レバレッジ手数料の軽減」になります。
全ての取り引きを暗号資産FXで運用した場合に比べて、最大で50%のレバレッジ手数料を軽減することが可能になります。
つまり、言い換えると利益を上げることができるということになります。
運用していくうちに運用資金も増え、取引量が増えていく中で、日々支払われるレバレッジ手数料が減るのは、運用によるストレスも軽減されるため精神的にも良くなります。
コンビネーション暗号資産取引のデメリット
デメリットは、管理が少しややこしくなるということです。
現物で保有している資金はGMOコインアプリのホーム画面に表示される口座残高(「日本円」と表示される項目)には表示されません。
ですので、実際の資産はホームの口座残高に現物購入分の資金を足さないといけないと言うことです。
またレンジBOXを上抜けし設定範囲を変更したい場合は
暗号資産FXの売りポジション決済
↓
現物でそのレンジBOXの核トラップ分の数量を決済
という流れになるので、レンジBOX事に核トラップの購入数量を把握しておかないとこの戦略がおかしくなってしまいます。
把握はそこまで難しくはないので、深く考えなくても大丈夫ですが、意識しておかないといけません。
新戦略に乗り換えるまでの経緯
今年の5月に15万円から始めた暗号資産FXですが、開始時のBCH(ビットコインキャッシュ)のレートは110000万円でした。
BCHの最高値ではなかったものの、高値でのスタートだったので、その直後の暴落で資金は塩漬け状態。
始めたばかりだったのと、いずれは戻ってくるであろうレートであったので、損切りはする気はありませんでした。
しかしレートがレンジ内に戻り稼働してくれるまでは毎日レバレッジ手数料が資産から減ってしまいます。
相場は読めないので、こればかりは仕方がないことと割り切っていましたが、今後力を入れていきたいと考えていた暗号資産FXにおいて、もう少しストレスを減らせないものか?と運用計画を見直しました。
その時にTwitterで見かけたツイートに衝撃を受けました。
『現物での手動トラリピ』
レバレッジをかけずに、現物の売買で暗号資産FXをするというものでした。
現在私が暗号資産FXを行っているGMOコインのレバレッジは2倍となっており、2倍程度なら現物取引をするのとさほど変わらないと言うのです。
確かに!と私も納得しました。
しかし、暗号資産FX運用と違い、現物取り引きでは、各ポジションごとに区分されることができないため保有資産としてひとつにまとめられて管理が少し難しくなるというのが私の中のハードルとなりました。
そこで、今回の新戦略を考えて、全てを現物取り引きするのではなく、決済する予定がない核トラップのみを現物にしてみてはどうか?と管理表を作り直しました。
レバレッジ手数料の半減効果が期待でき、
また細かいトラップの管理もしやすくなる。
レバレッジ×現物のコンビネーション暗号資産取引を稼働させる大きな光が見えました。
もうひとつコンビネーション暗号資産取引を実施するにあたって、背中を押すことになったことがあります。
私は「安全」に資産運用をしたいディフェンス思考なので、暗号資産FXのロスカット値は0円と考えて必要資金を計算しています。
ですが、ロスカット0円に設定するとレバレッジ取引では必要資金が多くなり、現物取り引きで運用した方が資金効率が良くなる事実を知りました。
その事実を分かりやすく解説してくれている記事がこちらになります。
今まで「レバレッジ取引は資金効率が良くなる投資方法」と解釈していましたが、理解が足りておらず、逆に資金効率が落ちる運用をしていたことにとてもショックを受けました。
投資初心者の方はぜひ読んでおいた方が良い記事なので目を通してみてください。
まとめ
今回、「レバレッジ取り引き」と「現物取り引き」を組み合わせた新しい運用方法
『コンビネーション暗号資産取引』
を実行できたのは私ひとりの力ではありません。
上記で紹介した記事の作成者であるヒナタさん(@HinataLabo)のサポートあってのものです。
暗号資産FXを開始する時から何度も相談メッセージを送らせてもらいました。
しかも長文で、気になることがあればその都度メッセージを送り質問しまくりました。
普通なら何度目かでうっとうしくなり無視されてもおかしくないと、覚悟はしていましたが全てのメッセージに丁寧に分かりやすい解答をしてくださりました。
本当に厚かましく、甘えさせてもらい申し訳ないと思っています。
おかげさまで、今後の私の資産運用の1番の稼ぎ頭になってくれると期待できる戦略ができました。ありがとうございます。
また、このコンビネーション暗号資産取引はまだ進化していく予定ではあります。
この運用方法に慣れてきたらいずれ「買いポジション」は全て現物取り引き、「売りポジション」はレバレッジ取り引きにしたいと考えています。
これによりレバレッジ取り引き手数料を最低限まで抑えられます。
レートが下がった時にも利益を狙いたいので、売りポジションも設定しますが現物取り引きでは「売り」での注文が出来ないので売りはレバレッジ取り引きになってしまいます。
コンビネーション暗号資産取引は10月から開始し、この記事を書いているのは10月9日ですが、毎日決済があり確実に主力運用の候補に入ってきました。
今後の成績に期待が膨らんでいます。
最後に、仮想通貨で利益を得た場合は確定申告も意識しておかないといけません。
仮想通貨の売買損益は結構複雑なので申告漏れや計算ミスといったトラブルも発生しやすいです。
そういった心配を無くすためにも取引データを送信するだけで正確な損益計算をしてくれるサービス利用も検討しておくと年間の取引結果も楽に管理できるので、大きな利益が出たときの確定申告も安心です。
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