私は2019年8月から30万円を元手にトラリピを開始しました。
約半年の運用期間が経過しましたが、1つ思うことがあります。
利益は淡々と積み重なって来ているけど、もう少し資金効率を上げられないかな
投資において30万円という金額は少ない方だと思います。
大きな利益を生み出そうという考えは間違っているかもしれませんが、
「この少ない資金をどうにかもっと効率よく運用出来ないだろうか?」
そう考えることが増えました。
そこでトラリピについて再度勉強をして、初心者から1歩前に出ることの出来る方法を見つけました。
この記事では、
現在トラリピで資産運用をしてるけど、もう少し資金効率を上げたい
と、考えている方向けにその方法を画像付きで分かりやすく解説します。
資金効率を上げる必須ツール
トラリピを運営するマネースクエアでは、リスクのある投資を回避する為に、投資資金から計算できる「トラリピ運用試算表」という機能を利用出来るようになっています。
独学だったり投資経験がある方は既に利用しているかもしれませんが、
私のような
・投資初心者
・成功者の真似をして投資している
という方は、恐らく利用出来てないツールではないでしょうか?
私がトラリピ運用試算表について勉強するにあたり、とても参考になったのがイモラさんが解説しているこちらの記事です。
イモラさんは「トラリピを始めた時期」や「参考にしている先生」などが同じだったりと勝手に親近感をもち、また他の投資においても運用方法を独自でしっかり考えてマネーを回しているので、最近投資の勉強としてブログの方を読み漁っています。
もう全記事読んだんじゃないかというくらい読んできたのですが解説の仕方や図解で頭に入ってきやすいんですよね。
興味ある方はぜひブログの方へ行ってみてください。
『トラリピ運用試算表』はPCのWeb版でも、スマホのアプリ版でも対応しているのですぐ利用できます。
■Web版のトラリピ運用試算表の場所はこちら
マイページにログイン後、表示されているメニュー内に『トラリピ運用試算表』があります。
■アプリ版のトラリピ運用試算表はこちら
まずは画面右下にある「メニュー」をクリック
メニューを下にスライドしていくとツールという項目内に『トラリピ運用試算表』があります。
トラリピ運用試算表は使いこなすと、今までの投資方法と同じでも資金効率が上がります。
ではさっそく使い方を見ていきましょう。
トラリピ運用試算表の使い方
それでは、トラリピ運用試算表の使い方を見ていきましょう。
今回はいつでも手軽にできるアプリ版の画像で解説します。
また、Web版も項目は同じなので、使いやすいデバイスでやってみて下さい。
どのプラン・どの新規かを選択
まずは「対円」か「対ドル」かのプランを選びます。(赤枠)
例えば私が運用している『加ドル/円』は日本円が対象になっているので「対円プラン」になります。
次に今回は
・買い新規なのか
・売り新規なのか
を選びます。(青枠)
これは仕掛けるトラップを買いで入るか、売りで入るかということです。
私の「加ドル/円」は『買い』で運用していくのでここは【買い新規】を選択することになります。
ハーフ&ハーフなどの戦略をとる場合などは「売り新規」に切り替えて試算しましょう。
通貨ペア・金額・レンジ幅・トラップ本数を選択
次に具体的な数字を入力していきます。
【通貨ペア】
投資する通貨ペアを選んで下さい。
【運用予定額】
今回トラップを仕掛ける為に準備した資金額を入力します。
例えば、私は毎月2万円を入金して積み立てしていっているので、ここには「20000」と入力します。
【仕掛けるレンジ幅】
今回、仕掛けようとしているトラップの値を設定します。
トラリピにおいて、仕掛けるトラップはその時のチャートをみて、現在値の少し下に設定するのが効果的です。
例えば現在のチャートが『84.321』だったとします。
(レンジ設定の場合)
そこで今回は複数のトラップを仕掛けようと考えていたら、
「84.121」~「84.221」と入力すればその範囲内にトラップを設定できます。(設定値はサンプルの数字です)
この範囲がレンジということです。
(単独(1本)での設定の場合)
またトラップを複数ではなく、1本のみを設定したい場合は
「84.221」~「84.221」
のように両方の項目欄に同じ数字(値)を入力することでレンジではなく単独(1本)での設定が可能です。
【レンジ内に仕掛ける本数】
上記で設定した「レンジ幅」内で何本のトラップを設定するかという項目です。
上記の○○円~○○円の項目を同じ値に設定した場合は基本的に「1本」になります。
通貨量・利益額・ストップロスを選択
次に通貨量・利益額・ストップロスについてです。
【1本あたりの通貨量】
トラップ1本に対し通貨量をどれくらいにするかという項目です。
ここは資金量にもよりますが、30万円で運用している私は0.1万通貨です。
0.1万通貨 = 1000通貨 です。
【1回のリピートで狙う利益】
ポジションを持ち、売るまでの間隔を設定します。
例えば、500円の利益を狙うならこの項目は「500」と入力します。
この場合
・1本あたりの買い注文は1000通貨で、0.5円上がって売ると500円の利益が得られます。
・逆に1000通貨買いポジションを持っていて、1円下がると1000円の含み損が発生します。
【ストップロスの設定】
ストップロスとは分かりやすく言うと「自動損切り」です。
トラリピでは価格の暴落が起きても、ユーザーが借金などの大きな負担を抱えないようにロスカット機能が常時稼働しています。(ロスカット機能は投資においてほとんどの会社が稼働させています)
ロスカットは強制的に相場退場させられる機能ですが、ストップロスは自分で設定し、「この価格まで下がったら損切りする」役割の機能です。
利益を上げるため少し高いリスク運用をしていたり、独自の投資方法をしているという方が利用する感じです。
ロスカットになるまで損切りはせず長期的な運用を目指している方は、ストップロスを設定しなくても問題ありません。
ちなみに私もストップロス機能はオフにしています。
【結果を見る】
全ての項目を入力したら『計算スタート』のボタンをタップし、結果を見てみましょう。
今回サンプル結果として、次項目で私がやってみた試算表を見てみましょう。
結果から分かることは
「ポジションの平均価格」
「ポジションの合計」
「トラップ値幅」
「必要証拠金①」
「すべて成立時の評価額②」
「必要資金の合計(①~②)」
「すべて成立時の維持率」
「すべて成立時の実質レバレッジ」
「ストップロス損失額」
「ロスカット」
【比較】トラップを仕掛ける値で必要資金が変わる
仕掛けるトラップは、その値によって必要資金が変わります。
毎月20000円追加してトラップ1本追加だから、毎回必要資金は同じじゃないの?
今までは私もそう考えていました。
しかし、トラリピ運用試算表を活用しはじめて、毎回必要資金額が変わることに気づきました。
これを知っておくことで、資金効率を上げることが出来るので、必ず理解しておいて下さい。
例えば、この記事を執筆している時の「加ドル/円」のチャートは「82.645」の位置にいます。
トラップを仕掛けるとしたら「現在の値から少し下」なので、「82.600」に1本仕掛けるとしましょう。
これを運用試算表を使うと、
このような結果になります。
次に、「上記の数字(82.600)はギリギリすぎる!これからチャートはもっと下がる!」と予想したとして、「80.000」にトラップを仕掛ける場合で見てみましょう。
運用試算表で見ると
このような結果となりました。
どこが変わったかというと「ロスカット値」です。
同じ金額を投資したとしても、ロスカットになる値が異なります。
ということは、最初の「82.600」のロスカット値『65.209』辺りになるまでロスカット値を上げるにはどうすればいいのか?
答えは『資金を減らす』という方法があります。※他にもやり方はありますが今回は割愛
実際に2番目に紹介した「80.000」の運用試算表の資金(20000円)を減らして見ましょう。
⚫まず1000円減らした「19000円」で再計算したら
ロスカット「63.542」
まだ余裕があります。
⚫2000円減らした「18000円」で再計算したら
ロスカット「64.584」
結構近づいてきました。
⚫3000円減らした「17000円」で再計算したら
ロスカット「65.625」
ここで1番目のロスカット「65.209」より高くなってしまいました。
なので、多少リスクが高くなってもいい場合は「17000円」で運用が可能。
「65.209」以下で運用したい場合は、「18000円」で運用が可能になります。
何が言いたいかというと、
『仕掛ける値によって必要資金が変わってくる』
ということです。
もっと分かりやすくいうと
『チャートの上の方で仕掛けるトラップは必要資金が高く、チャートの下の方で仕掛けるトラップは必要資金が安くなる』
という概要があります。
さらに深堀して次項目で解説します。
大切な項目はロスカット値
上記で比較したようにトラップ設定値によって必要資金は変わります。
ここの「必要資金が変わる」というのは何を基準に言っているのでしょうか?
・
・
・
答えは『ロスカット値』です。
トラップを仕掛ける場合、1番注文して見なくてはいけないのが運用試算表の『ロスカット』
これは運用していくことの「リスク管理」になるので、把握しておかないといけない項目になります。
■私のトラリピ運用でのルールは
・毎月20000円入力しトラップ1本追加
・1本辺り0.1万通貨
・ロスカット値「68.422」以下に設定
と決めています。
前項目のサンプルを再び使うと
20000円で「82.600」にトラップ1本追加した場合、ロスカット値は「65.209」でしたね。
マイルールのロスカット値は「68.422」。
まだまだ余裕がある事が分かります。
同じように資金を減らしていくと
17000円でロスカット「68.334」となり「68.422」をギリギリ下回りました。
つまり、必要資金は17000円で良いにも関わらず、20000円でトラップ1本というルールで運用してしまうと、3000円の遊び金が出てしまう(20000-17000=3000円)
投資しなくても問題ないのに3000円分余計に設定してしまっていることになります。
もちろんロスカット値は余裕がある分、下がるので悪いことではないのですが、資金効率を上げる為にはなるべく無駄な遊び金がない方が早く資産を増やせる可能性があります。
だから毎回トラップを仕掛ける時は「トラリピ運用試算表」ツールを活用して、自分で決めているロスカット値ギリギリまで必要資金額を減らすことが有利です。
余った資金は繰り越しで
毎回必要資金額のみ入金するのではなく、
「毎月20000円入金して、トラップ1本追加」
というルールはこのまま継続で問題ありません。
20000円入金し、実際に必要な資金が少なければ、余った資金は次回に繰り越しと考えて、口座にそのまま残しておきましょう。
上記で言うと、20000円入金に対し必要資金は17000円だったので3000円が繰り越しですね。
そうなると、次回入金した時の資金は【20000円+3000円】となり、計23000円です。
これを繰り返すことで、余った資金やトラリピの利益分が次回の資金に繰り越し繰り越しで上乗せされる為、一定まで貯まったらトラップを2本追加できる月(タイミング)が訪れます。
これにより、今まで20000円という固定金額でトラップ1本追加していたペースより早くトラップを追加出来ることにより、資金効率はどんどんスピードアップしていきます。
まとめ
私は30万円でトラリピをはじめました。
投資としては少額の方だと思います。
しかし、少額でも「効率よく資産を増やすスピードを上げたい」という気持ちがありました。
何かまだしてない対策・運用方法はないか?
先輩投資家の真似だけしていたら、新たな知識・経験が得られないと考えていたので、自分でも勉強や試行錯誤しないとという意識はありました。
リスク管理をしてしっかり自分の資産を守れるように「トラリピ運用試算表」を使えるようになろうというのがきっかけで、今回の記事内容の資金効率化を見つけることが出来ました。
上手く運用試算表を使うことで毎月の資金をちょうどいい金額で投資ができ、繰り越して上乗せを繰り返すことで運用効率をアップさせることができます。
トラリピ初心者をはじめ、これからの時代投資をして資産を育てたいと考えている方はぜひ効率を上げてお金に不安を持たない未来を構築していきましょう。
誰でも「失敗」することは怖いです。
投資が怖くて始めることが出来ないのであれば、結果を出している投資家さんの運用を真似することから始めましょう。
投資を実際にやりながら学んでいくのが知識を得る近道です。
もちろん私もこれから投資の分かりにくい部分を分かりやすく解説する記事をどんどん投稿していくので、私の運用を真似して頂いても構いません。
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