私には2歳と0歳の子供がいます。
日々の生活で、新しい言葉を覚えたり、できなかったことができるようになったり、子供の成長はとても早く感心する毎日です。
そこで
「生活の中で色んなことに興味をもち、色々自分でしたいと思っている娘に私は親として十分な教育・指導が出来ているのだろうか?」
「いや、教員免許や資格を持っていない一般人の私は、100%満足な教育をしてあげれていない」
と思うようになり、素人でもできて子供の教育に優れている教育方法を調べ始めました。
そこで見つけ、確信を持って取り入れた教育方法が「モンテッソーリ教育」というものです。
この記事では
子供の自立心・知育・感覚教育などを経験を積みながら教えることができる「モンテッソーリ教育」
について紹介します。
- モンテッソーリ教育とは?
- モンテッソーリ教育のルール
- モンテッソーリ教育(教材)の種類
- ピンク・タワー(pink tower)
- 色付き円柱
- 茶色の階段(broad stair, Brown Stair)
- 長さの棒(red rods)
- 円柱(cylinder blocks)
- 色板(Color tablets)
- 幾何学立体(Geometric solids)
- 二項式(binomial cube)
- 三項式(trinomial cube)
- 構成三角形(constructive triangles)
- 実体認識袋(The mystery bag)
- 触覚板(Rough and smooth boards)
- 温覚板(Thermic bottles)
- 重量板(Baric tablets)
- 雑音筒(Sound cylinders)
- 嗅覚筒
- 数の棒 (Spindle box)
- モンテッソーリ教育を受けている著名人
- 我が家でもモンテッソーリ教育を取り入れてみた
- モンテッソーリ教育について まとめ
モンテッソーリ教育とは?
20世紀初頭にマリア・モンテッソーリによって考案された教育法です。
イタリアのローマで医師として精神病院で働いていたモンテッソーリは知的障害児へ感覚教育法を施し知的水準を上げるという効果を見せ、1907年に設立した貧困層の健常児を対象とした保育施設「子どもの家」において、その独特な教育法を完成させました。
「子供の家(Casa dei bambini)」は、瞬く間に欧米を中心に世界各国に広がり、特にアメリカ合衆国では2度にわたってモンテッソーリ・ブームが起こり、アメリカ全土にその教育法が普及しました。
現在、アメリカの私立をはじめ数百の公立学校でもプログラムが導入され、3000ヶ所のモンテッソーリ・子供の家があるといわれています。
モンテッソーリ教育で使われるおもちゃ(教具)は、「大きさ」「手触り」「重さ」「材質」にまでこだわり、子供たちの繊細な五感をやわらかく刺激するよう配慮がなされています。
暗記でなく経験に基づいて質量や数量の感覚を養うことと、同時に教具を通して感じ取れる形容詞などの言語教育も組み込まれています。
重要視しているのは「自発性」と「敏感期」
モンテッソーリは、感覚教育と同様に重要と説いたのは、「子供の中の自発性を重んじること」ということです。
どの子供にもある知的好奇心は、自発性を育てる一番のエネルギーです。
周囲の大人はこの知的好奇心が自発的に現われるよう、子供に「自由な環境」を提供することが重要で、子供が自分で考えて自分なりの答えをだす時間を取れるよう見守ることが大切です。
そして、子供は月齢・年齢により興味に対象が次々と移り変わります。
さまざまな能力の獲得・開花には、それぞれ最適な時期がありこれを「敏感期」と名付けられました。
モンテッソーリ教育のルール
モンテッソーリ理論にもとづく教育方法には色々ルールがあります。
細かいものもあるので、今回は重要なポイント部分のみ解説します。
整えられた環境づくり
子供たちが安心して自由に遊び、作業のできる環境整備が重要です。
部屋が清潔に保たれ、子供の目線で部屋を見渡せることにも配慮が求められ、親や先生の存在は、部屋やおもちゃ(教具)と同様、整えられた環境の担い手の一つと考えられています。
親や先生の存在がすぐに確認でき、子供が安心してリラックスして遊べる環境が必要です。
どのおもちゃ(教材)で遊ぶかは自由
モンテッソーリ教材を複数種類用意してあげます。
子供が遊びたいとき、そのおもちゃをしたい時、自由なタイミングで遊ぶ事を選択させてあげてください。
これが「自分で考えて行動する」自発性を発達させるシステムのポイントです。
親や先生が「遊ぶ時間だよ」「このおもちゃで遊ぼう」と誘導するのは×です。
親や先生が手伝ってはいけない
親や先生が、子供の手助けを容易にしてはいけません。
最初にモンテッソーリの教材であるおもちゃの正しい使い方・遊び方を子供に教えてあげます。
その後は子供の自由に遊ばせてあげます。
「もう少しでできそう」といった場面に、大人が口出し・手助けをしてしまうと教育の効果が無くなります。
「オイシイとこ採り」。つまり「自分でできた」という成長の一番の経験値を奪ってしまうことになります。
子供はプライドが高いので、今後の自発性も奪ってしまう可能性があります。
もどかしい気持ちはあると思いますが、自分でできるまで見守ってあげてください。
助けを求められたらすぐに対応
どうしてもやり方が分からず、助けを求めてきたときはすぐに駆け寄っていきサポートをしてあげます。
サポート方法は最後までするのではなく、「もう一度おもちゃの正しい使い方を教える」「一緒に1ステップだけしてみる」といったように、答えを教えるのではなく『学習させる』 を目的にサポートします。
モンテッソーリ教育(教材)の種類
モンテッソーリ教材はいろんな種類があり、それぞれ子供の発達の手助けとなるポイントが詰まっています。
ピンク・タワー(pink tower)
色付き円柱
茶色の階段(broad stair, Brown Stair)
長さの棒(red rods)
円柱(cylinder blocks)
色板(Color tablets)
幾何学立体(Geometric solids)
二項式(binomial cube)
三項式(trinomial cube)
構成三角形(constructive triangles)
実体認識袋(The mystery bag)
触覚板(Rough and smooth boards)
温覚板(Thermic bottles)
重量板(Baric tablets)
雑音筒(Sound cylinders)
嗅覚筒
数の棒 (Spindle box)
上記で紹介している教材の他にも「味覚びん」「音感ベル」「圧覚板」「幾何たんす」などまだまだモンテッソーリ教材は存在します。
モンテッソーリ教育を受けている著名人
世界中でモンテッソーリ教育は実施されており、著名人でいうと以下のような方が幼い頃に教育を受けています。
アンネ・フランク (「アンネの日記」著者)
キャサリン・グレアム (ワシントン・ポスト経営者、ジャーナリスト)
ジェフ・ベゾス (Amazon.com創立者)
サーゲイ・ブリン (Google創立者)
ラリー・ペイジ (Google創立者)
ウィル・ライト (シムシティ開発者)
ピーター・ドラッカー (社会学者)
ジョージ・クルーニー (映画俳優、監督)
ケンブリッジ公ウィリアム王子 (イギリス王室成員)
ヘンリー王子 (イギリス王室成員)
藤井聡太 (将棋棋士)
こう見るとすごい方が並んでいますね。
外国に比べ日本でのモンテッソーリ教育は、まだまだ採用率が低いですが、現在話題になっている学生棋士・藤井聡太七段がモンテッソーリ教育を受けているという事で、これから日本でもどんどんこの教育方法は広がっていくのではないでしょうか?
我が家でもモンテッソーリ教育を取り入れてみた
モンテッソーリ教育は、やり方を理解していれば家庭でも簡単に取り入れることができます。
我が家では、妻がこの教育方法を発見したことがキッカケで、オリジナルのモンテッソーリ教育をはじめました。
妻がネットでモンテッソーリ教育について調べていたところ、シールを使った教材を紹介しているブログに出会いました。
どちら様のブログかは忘れたらしいので紹介することはできませんが、その教育方法は
「丸いシールとほぼ同じの大きさの円がいくつも描かれた画用紙に、なるべくズレないように円の中にシールを貼っていく」
という内容です。
実際に2際の娘がやってみた結果がこんな感じです。
初めてにしては、かなり綺麗にできたのではないでしょうか?
また、あえてイラストに色を付けないで渡すことで、「塗り絵」の遊びも同時にできます。
よくみたら、イラストに合わせてシールの色も合わして貼っていますね!
ゴホンッ!ちょっといいですか・・・
「娘!天才!!」
はい。すみません。
たまにブログでも親バカが出てしまいます。
妻はなんでもかんでも買うのではなく、なるべく手作りのおもちゃを子供に渡しています。
このモンテッソーリ教材の他にも現在作成しているので、完成したら後日また紹介しようと思います。
モンテッソーリ教育について まとめ
最近までモンテッソーリ教育という教育法を知りませんでしたが、しっかりとした子供を育てるのに理に適った方法だと納得しました。
子供が自分で自分の行動を決める。
考えて自分なりの答えをだす。
失敗を何回もして経験を積む。
暗記ではなく、経験やカラダで学習していく。
子供にとって必要な事を教育できるモンテッソーリ教育は、自宅でも取り入れることができるので、この記事を読んだ事をキッカケにチャレンジしていただければ幸いです。