先月に楽天証券でつみたてNISA口座を開設した冒険者です
「老後の資産」が問題視され、投資に興味を持ちつみたてNISAを始めた方はかなり多いそうです。
しかし、「投資」というものは必ずしも増えるわけではなく、損をすることもあります。
「老後資産問題」という話題をキッカケにつみたてNISAを始めたほとんどの方は、おそらく投資に関しても初心者の方が多いのではないでしょうか?
今回は
「つみたてNISAの口座を開設したばかり」
「口座開設したけど、どの商品を購入しようか悩んでいる」
といった方に向け、商品(銘柄)の選び方や買い方について私の実体験を元に解説していきたいと思います。
- ファンド(商品)の選び方
- つみたてNISAの投資ファンドを選ぶ基準
- つみたてNISAの「引き落とし口座」「引落日」を選択
- 投資先ファンドの購入金額の割合設定
- 私が選んだファンドの特徴
- 実際に設定した金額
- つみたてNISAプラン
- つみたてNISAはいつ始めても良い
- つみたてNISAのオプション(ポイント投資)
- まとめ
ファンド(商品)の選び方
今回は私も口座開設をした「楽天証券」をベースとし、解説していきます。
まず楽天証券のマイページへログインします。
ページ上部にあるメニューバーの中から「NISA・つみたてNISA」項目があるのでクリックします。
次に「探す・選ぶ」項目を選択すると以下の表示になります。
楽天証券では
・「自分で一からファンドを選びたい方」向けのポートフォリを自由に組めるタイプ
・「どんなファンドを選んだらよいかわからない方」向けのパッケージ購入タイプ
の2選択があります。
つみたてNISAで購入できるファンド(商品)は国が厳しい審査をした商品しか販売していません。
つまり、「この商品(A)はすごく成績がいいが、この商品(B)の成績はすごく成績が悪い」といったような極端な差はありません。
なので、ファンド選びで迷う初心者の方は、楽天証券がセット販売しているパッケージを購入するのも全然ありということです。
ちなみに私は「一からファンドを選ぶタイプ」を選択し、投資経験はまだ短いですが投資家や投資ブロガーなどの実際に投資しているファンドを調べて投資されているのが多いファンドを分析し、トップ3に投資することにしました。
つみたてNISAの投資ファンドを選ぶ基準
「一からファンドを選ぶタイプ」を選択した方は、
・どのファンドを選ぶか
・何種類のファンドでポートフォリを構成するか
などを考えないといけません。
ただここに答えはなくて、「国内・国外」「株・債券・不動産」「単品・複数」など組み合わせは自由です。
ファンドはたくさん有り、全てを見るのは難しいでしょう。
そこでファンド選びの基準になるのが「基本情報」「手数料」「運用実績」「ファンドスコア」「レポート」「ランキング」です。
特にわかりやすいのが「ランキング」です。
楽天証券でつみたてNISAを運用しているユーザーが実際に購入運用している人気ファンドがランキング表示されているので、ランキング上位ファンドを購入しておけばとりあえずOKのようにも思います。
ちなみに私は3つのファンドを投資先に選びました。
・『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
・『楽天・全米株式・インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド)』
・『eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)』
選んだ理由は後述します。
投資先のファンドを決めたら、カートに入れるために□にチェックを入れます。
この時、チェックを入れた商品が下側にも表示されるので、間違いがないか確認しましょう。
問題なければ画面右下の「一括積立注文」のボタンをクリックします。
つみたてNISAの「引き落とし口座」「引落日」を選択
次に、つみたてNISAで支払う際の「引き落とし口座」「引落日」などの設定を行います。
まず引き落とし口座は基本的に楽天証券口座になります。
この時、楽天銀行と楽天証券の口座を自動入金(スイープ)しておくと、楽天証券口座に入金するのを忘れていても楽天銀行の口座から引き落とされるので、安心です。
また楽天銀行と楽天証券を「マネーブリッジ」設定にしておくと金利が100倍になるので、『楽天銀行=楽天証券』のようにセットで管理しておく方が何かとお得です。
つみたてNISAの支払い方法
楽天銀行からの支払いや、楽天クレジットカード決済、楽天クレジットカード支払い口座からの引き落とし、などの選択枠があります。
オススメなのは、新しく登場した「楽天クレジットカード決済」です。
ショッピングと同じように、投資に使った金額に対しての楽天スーパーポイントが付与されます。
つみたてNISAの積立タイミング
つみたてNISAは決められた期間で定期的に投資するのが条件です。
その間隔は「毎月」か「毎日」かがあり選ぶことができます。
「毎月」を選択した場合は、「毎月 何日に投資(購入)が確定するか」も選択してください。
投資先ファンドの購入金額の割合設定
ここで投資先に選んだファンドの購入金額の割合を設定できます。
例えば、つみたてNISAは年間40万円が上限となっていますが、毎月で計算すると約3万3千円です。
投資先ファンドが3つで、年間上限いっぱいまでバランス良く投資したいのなら、毎月それぞれを1万1000円購入するといいですね。
上限いっぱいまで投資したいけど、割合を変えたい場合は2万・1万・3000円といったように金額をばらつかせることも可能です。
もちろん年間40万円というのは上限金額のことなので、毎月3万3000円投資する必要はなく、毎月1万円でも5000円でもかまいません。
私が選んだファンドの特徴
私がつみたてNISAで投資先に選んだファンドにはいくつか特徴があります。
特徴1 「株式のみのポートフォリオ」
つみたてNISAでは「株式」「債券」「不動産」などいろんなタイプのファンドがあります。
しかし、私はあえて「株式」のみのポートフォリオを組みました。
理由は単純で「一番成長するから」です。
「バランスよく」とか「リスク分散」という理由で、いろんなタイプの投資先に分ける方は多いと思いますが、過去数十年、数百年ものデータを元に「成長を続けてきている」の株式のみということが証明されています。
バランスを取るため・リスクを分散するために債券や不動産をポートフォリオに入れた結果、株式のみのポートフォリオには敵わない確率の方が高いデータがあります。
なので長期運用が前提のつみたてNISAは「株式」のみのポートフォリオにしました。
成功している投資家は必ず読んでいるを言われているこちらの書籍参考にさせてもらいました
特徴2 「米国株がメイン」
株式のみのポートフォリオで絞っていると思われたかもしれませんが、その中でも「アメリカ(米国)の株」をメインに選んでいます。
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
役70%にアメリカの株が入っています。
『楽天・全米株式・インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド)』
100%アメリカ株です。
『eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)』
100%アメリカ株です。
つまり私のポートフォリを役89%がアメリカ株という偏り具合。
しかし、これにも理由があり全世界の国の株でアメリカの株がダントツで成長を伸ばしています。
暴落した時期もありますが、成長は衰えず現在もトップに君臨しています。
逆に国内(日本)の株は、ここ数十年成長が衰えてきています。
今後も伸びる気配は全くなく、投資しても資産は増えないと考えました。
なので私は国内株は一切購入しません。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの中身
唯一アメリカ以外の国の株が入っているeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの中身はとのようになっているかも紹介しておきます。
・アメリカ 67.9%
・イギリス 6.4%
・フランス 4.2%
・カナダ 3.8%
・スイス 3.3%
・ドイツ 3.2%
・オーストラリア 2.6%
・香港 1.5%
・オランダ 1.3%
・その他(13ヶ国・地域) 5.8%
一つだけ今後の成長を期待して、アメリカ以外の国(先進国)が入っているファンドも購入しました。
といっても、アメリカの割合が67.9%という割合なので、全体のポートフォリオで見ると11%しか占めていませんが。
先進国でも日本は入っていないeMAXIS Slim 先進国を選びました。
実際に設定した金額
私は、毎月投資の設定にし、合計で1万円から始めることにしました。
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
3000円
アメリカ株の成長は過去データから伸びていくという確信はありますが、株価の変動も大きいので、アメリカ以外の先進国の成長も期待してポートフォリオの二番目に多い金額の設定にしています。
『楽天・全米株式・インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド)』
5000円
私が調査した投資家の方々にダントツで人気のファンドです。
成功者が必ずといっていいほど投資しているということで、ポートフォリオの50%はこのファンドで積み立てていく一番金額を投資する予定のファンドです。
『eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)』
2000円
投資の神様「バフェット・ウォーレン」大好きS&P500です。
内容『楽天・全米株式・インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド)』と似ているので、「追加利益」を見込んでポートフォリオに入れています。
つみたてNISAプラン
つみたてNISAを始めるには少し時間がかかります。
「積み立て(購入)予定日」「積み立て(購入)日」が毎月決まっていて、その日までに設定をしておかないといけません。(初回のみ)
例えば、私は8月15日に設定を完了しましたが、すでに9月の「積み立て(購入)予定日」「積み立て(購入)日」の締切日を過ぎていたため、実際につみたてNISAで資産運用が開始されるのは10月からになりました。
このようにこれからつみたてNISAを始めようと考えている方は、すぐには始められないので、早めの口座開設・ファンド選びなどの設定を済ませておくことを勧めます。
つみたてNISAはいつ始めても良い
私のように1年の途中から始めた人は、年間の枠を最大限に利用することはできないのかというと、そんなことはありません。
基本は年間40万円が上限で、月計算だと約3万3千円が上限金額になりますが、年の途中から始めた人で、今年のつみたてNISA枠を上限いっぱいまで活用したい方は、「増額の設定」よりひと月の上限(約3万3千円)以上の金額を投資することも可能です。
注意してほしい条件としては、「年内のつみたて回数が2回以上ある場合」にはなりますが、このルールにより、つみたてNISAの始め時はいつでも構わないと言えるでしょう。
つみたてNISAのオプション(ポイント投資)
「楽天スーパーポイントコース」の設定にしておくと、オプションとして楽天スーパーポイントを使って投資ができます。
楽天スーパーポイントは1ポイント=1円の価値があるので、毎月100ポイントを利用する設定にすると、年間で1200ポイントつまり1200円がタダで投資に使えたことになります。
普段の生活で楽天スーパーポイントをためているというかたは、投資に使うことで将来資産が増えるかもしれません。
私もこのオプションは利用していて、毎月400ポイントを投資に使っています。
またこのオプションを使うべき理由があり、楽天スーパーポイントを含み500円以上投資することで、楽天市場でのお買い物でポイントが+1倍になります。
例えば
毎月100ポイントを投資に使う設定で、残り400円を現金で払い、合計500円の投資をしたら条件がクリアできます。
少ないポイントで毎月+1倍の特典を得られるのはかなり大きなお得なので是非取り入れてほしい技です。
まとめ
楽天証券でのつみたてNISAはとても分かりやすく、ファンドの組み合わせも自分に合ったをポートフォリオを作れます。
私のように「株式」のみに絞ったポートフォリオでも、バランスを重視した「債券」「不動産」などを盛りこんだポートフォリオでも、自分で君合わせることができます。
また他の銀行や証券会社と比べ、楽天証券を勧める理由は「独自ポイントが投資できる」点が大きいです。
楽天は、数多く幅広くいろんなサービスを提供しています。
つまり、日常生活で楽天ポイントを貯めることに意識して買い物とかサービスを利用すると、その貯まったポイントが将来の資産になるんです。
また、つみたてNISAは年間投資額40万円が上限ですが、必ずしも上限まで投資する必要はありません。
将来のための投資ですが、現状を厳しくして無理をして行うものではありません。
投資というのは、必ずしも増えるものではないですから、余裕資金でコツコツ資産運用していきましょう。